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かなでる名盤⑩ ~ヒーローズ~

今月から長女と次女がピアノを習い始めました。私の誕生日は10月なのですが、なんと、誕生日のサプライズでハッピーバースデーをピアノで弾きながら歌ってお祝いしてくれました!音符を読むのはまだ勉強中みたいで「ドドレドファミ」とカタカナで書いた楽譜を見ながらのおぼつかない演奏がまた可愛らしく、ちょっと感動してしまいました。これから楽器の演奏を通して、あなたたちには、いろんな人や、いろんな音楽との出会いが待ってるよ!

 

ということで、聴くか聴かないかはあなた次第、かなでる名盤も10回目となりました笑

祝10回記念は、大好きなデヴィッド・ボウイでいきましょう!

 

デヴィッド・ボウイ『ヒーローズ』(77年発表)です。

収録曲

A面

①美女と野獣

②ライオンのジョー

③ヒーローズ

④沈黙の時代の子供たち

⑤ブラックアウト

B面

⑥V-2 シュナイダー

⑦疑惑

⑧モス・ガーデン

⑨ノイケルン

⑩アラビアの神秘

 

冒頭の話のあとで何ですが、すみません、このアルバム、ピアノはフィーチャーされておりません笑

 

本作と前作の『ロウ』と合わせてベルリン2部作と呼ばれたりします。次作の『ロジャー』もいれてベルリン3部作と呼ばれることもあります。前作同様元ロキシーミュージックのブライアン・イーノと組んで、ボウイなりのパンク・ニューウェーブへの回答といった内容のアルバム。元キングクリムゾンのギタリストのロバート・フリップが参加して、いい仕事してます!(フリップは80年発表の『スケアリー・モンスターズ』にも参加。大学時代頑張ってギターコピーしたなぁ~)。A面(ロックな曲中心)とB面(インスト曲中心)で雰囲気が違うのもこのアルバムの特徴。

 

①タイトルからディズニー映画のような美しい曲を想像するかもしれませんが、イーノのシンセとフィリップのギターがうねりまくる刺激的な曲。

②もう一人のギターのカルロス・アロマーのかっこいいギターリフをベースにした曲。いわゆるパンク的なリフとは次元が違います。後半のギターソロはフリップかな?

③超有名曲。シンプルなロックなノリの曲なのですが、そこにイーノの音響系のシンセ、フリップのエフェクトのかかったギターが乗っかったらこのカッコよさ!なんともいえない浮遊感のあるサウンドで心地良い気分にさせてくれます。

④サックスとボウイのコーラスが印象的なドラマティックな曲。

⑤質感は①に近くロックな曲にシンセ(ギター?まあどっちでもいいか笑)で味付け。ここまでがロックなA面。

⑥いわゆるテクノ感はないですが、ドイツのテクノバンドのクラフトワークをリスペクトした曲?らしいです。よく聴いてみると、サックスの音に隠れていますが、リズム隊は反復フレーズを繰り返し、これは人力でのテクノの試みでしょうか。

⑦~⑨はインスト曲。⑦はヨーロピアンデカダンな雰囲気⑧琴とシンセの競演⑨サックスとシンセの競演で、最後はサックスだけが虚空に鳴り響きます。

⑩B面はインストばかりですが、最後は歌入りの曲を持って来てアルバム全体のバランスをとってるのはさすがです!

 

ちなみに、みなさまパソコンのOSは何を使ってらっしゃいますか?

歴代、ウィンドウズを使っている方も多いと思いますが、ウィンドウズ95の起動音を作曲したのは、ブライアン・イーノです!

そして、ウィンドウズvistaの起動音を作曲したのは、ロバート・フリップです!

 

そんな2人を従えてるボウイ、あんたやっぱりすごいよ笑

 

ということで、少しでも興味をもっていただだけたら幸いです。

それではまた!

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かなでる名盤⑨ ~ワン・マン・ドッグ~

突然ですが、皆様は犬派ですか、猫派ですか?

 

今は飼ってはいませんが、私は、昔、実家でチワワを飼っていたこともあり犬派です。ちなみに、妻も実家では犬を飼っており、犬派です。またいつかは、犬を飼いたい願望はありますが…まあうるさい我が子の子育てが落ち着いてからですかね~。ちなみに、子供らは犬も猫も大好きなのですが、長女は猫アレルギーのため、やむなく犬派となりました苦笑

 

話は変わりますが、昨今のレコードブームで「犬ジャケ」、「猫ジャケ」というジャンルがあるそうです。レコードのジャケット写真・絵柄が犬・猫のものをそう呼んでいるのですが、専門で集めているコレクターの方もいらっしゃるようです。

 

「犬ジャケ」、と聞いて一番に思いついたのは、デヴィッド・ボウイの『ダイヤモンド・ドッグス』ですが、ジャケが上半身が人間(ボウイ)で、下半身だけが犬だし、全然可愛くないので今回却下笑

 

せめて普通のワンちゃんが写っててオススメできるやつを…

あります!凄くちっちゃく写ってますけど笑

 

ジェイムス・テイラー『ワン・マン・ドッグ』(72年発表)です。

ちっちゃいので拡大!

 

男1人と犬1匹でこのタイトルなんだと思っていましたが、「ワン・マン・ドッグ」とは、1人の男にしかなつかない犬という意味のようです。ちょっと不安気な表情のワンちゃんの気持ちになって改めてジャケットをみてみると、「このボートの上では頼れるのはこの男だけ」ってことなのですかね、実に深いです…。

収録曲

A面

①ワン・マン・パレード

②あなただけ

③チリ・ドッグ

④フール・フォー・ユー

⑤インストゥルメンタルI

⑥ニュー・チューン

⑦バック・オン・ザ・ストリート・アゲイン

⑧寂しい夜

B面

⑨オー、ドント・ユー・ノウ

⑩五月のある朝

⑪インストゥルメンタルII

⑫サムワン

⑬讃美歌

⑭ファンファーレ

⑮リトル・デイヴィッド

⑯メスカリート

⑰ダンス

⑱ジグ

70年代アメリカのSSW(シンガーソングライターの略)の作品です。SSW系の作品といわれると、ギターやピアノの弾き語りを想像するかもしれません。もちろん、そのような曲もありますが、ブルース、ファンク、ジャズ、トラッドあたりの要素を散りばめたバラエティーに富んだ内容のアルバムとなっています。38分弱の収録時間になんと18曲!の小曲をぶち込むという荒技(⑬~⑱は組曲で、まとめて1曲という趣きですが)、いやこれだけのバラエティーに富んだ曲を書けるのって凄い才能だなと本当に感心してしまいます。自宅のプライベートスタジオで録音していることが影響しているのか、リラックスしたアットホームな雰囲気が全体に漂っているのがこのアルバムの特徴。

ラテン(ブラジル?)っぽい雰囲気を独自解釈したような①と、甘いバラードの⑧がシングル曲。⑧はヒットしたようで後半のサックスがいい味だしてます。もっと聴きたいところで終わってしまうのも計算の内?②③④⑨は結構バンドサウンド。⑫はギタリストのジョン・マクラフリン(マハヴィシュヌ・オーケストラ)が作曲とギターで参加してます。

これですね、休日の午前中からお酒片手にエンドレスで聴くと、心地よさのあまり、一日が終了してしまうという悪魔的アルバムです。「チルなアルバム」ってことになるのでしょうか。

 

皆様のオススメの「犬ジャケ」も、ぜひ教えて下さいね!

それではまた!

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飯塚市K様邸リフォーム ビフォーアフター

先日、当社で仲介し、中古戸建の購入+リフォームでご希望されていた、飯塚市K様邸のリフォームが完了しました。

K様のご了承を得て、リフォームした一部のビフォーアフターをご紹介いたします。

今回は軽微なリフォームでしたが、ちょっとしたことでもお部屋の雰囲気を変えることが可能です。

中古戸建を購入されてリフォームをお考えのお客様、参考にされてみてはいかがでしょうか?

 

リビング

壁と天井クロスの貼替をしました。床は状態が悪く、補修してから明るめの色のフローリングを上貼しました。

 

和室

和室の壁は、本物の「聚楽壁(砂壁)」ではなく、「聚楽壁(砂壁)風クロス」でしたので、リビングと同じ柄でクロス貼替と畳の表替えをしました。

 

お客様から「壁のクロス貼替いくらぐらいしますか?」との質問をよく受けます。

気になっている物件の見学の際は、壁に注目してみてください。

和室や和風の廊下・玄関の場合、本物の「聚楽壁(砂壁)」の場合と、「聚楽壁(砂壁)風クロス」の場合があります。見分けが難しい場合は、不動産屋さんに聞いてみてください。

前者をクロス仕上げにするためには、まずベニヤ板を貼ってからクロスを貼る必要があります。後者は、ただクロスの貼替をすればよいです。リフォーム業者にもよりますが、その価格差約3倍です!

ちなみに、聚楽壁(砂壁)の状態がよく、信頼できる左官屋さんがいる場合には「漆喰仕上げ」にするのもありかと思います。この場合は、下地処理後に漆喰を塗ります。これもリフォーム業者にもよりますが、価格はベニヤ板+クロスの場合とさほど変わりません。

参考になりましたでしょうか?

 

かなでるプランは中古戸建の購入だけではなく中古戸建の購入+リフォームの対応も可能です!

建築士と連携して最適なリフォームをご提案いたします!お気軽にご相談くださいませ!

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幸運を呼ぶもの

九州北部も梅雨入りしましたね。

長雨や湿気で気分も沈みがちですよね。

いつも通り出社して、当社の看板植物?のゴムの木に水やりをしようとした時、

 

なんだこれ?

 

サスティー(水やりチェッカー)が2本?あるけど。

ピクミン?(写真を子供に見せたらそう言われました笑)

 

まあ、キノコには嬉しい季節、のようで笑

 

毒キノコ感しかないけど笑

 

グーグルのAIの画像診断によると「この画像は、コガネキヌカラカサタケと呼ばれるキノコを示しています。このキノコは観葉植物の鉢によく生え、幸運の象徴ともされています。毒性は低いとされていますが、食用には適していません。」とのこと。

 

「幸運」なら、しばらくそのままにしておきます。

 

※追記

2日目

成長しすぎだろ笑

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かなでる名盤⑧ ~テンペスト~

先日、家族で北九州市の黒崎にある「子どもの館」に行ってきました。こちらは、室内で親子で遊んだりくつろいだりできる施設になります。雨が多くなるこれからの季節、北九州方面で室内で遊べる施設をお探しの方、こちらの施設を検討されてみてはいかがでしょうか。

私は、北九州市出身で、黒崎は高校に通学するための電車、バスの中継地でした。「子どもの館」での子供の世話をしばらく妻にまかせ、久しぶりに黒崎商店街を散策してみました。今はもうなくなってしまいましたが、私が高校時代(約30年前!)この商店街に洋楽メインのマニアックなCDレンタルショップがありました。高校3年間、毎日のようにギター担いで学校行って、このショップでCD借りて帰ってたな~。だから、こんな音楽好きの大人になってしまったんだな~笑 ただ、ショップの名前ど忘れました。どなたか、覚えている方がいらっしゃったら教えてください!

今回取り上げるアルバムは

テンペスト『テンペスト』(73年発表)です。

収録曲

①ゴルゴン

②フォイヤーズ・オブ・ファン

③ダーク・ハウス

④ブラザーズ

⑤アップ・アンド・オン

⑥グレイ・アンド・ブラック

⑦ストレンジハー

⑧アポン・トゥモロウ

 

ロック全盛の70年代、少し風変わりなロックをプログレッシブロック(プログレ)と呼んでいた時代がありました。テンペストもその括りで語られることが多い英国のバンドです。ドラムのジョン・ハイズマン、ギターのアラン・ホールズワースが、今までやってきたジャズロックのノウハウ、理論を持ち込み、畑違いの?ハードロックをガチでやった作品。結果、少し風変わりなハードロックとなりました笑

ドラマティックで展開の多い曲が多いです。もともとは、ギターがアラン・ホールズワースってことでそれ目当てで聴いていました。ホールズワースのギターは、当時のロックギターでは最先端の音使いで、最速の速弾きだったのでないかと思います。当然、私のギターの腕では力不足で弾けませんが。

ただ、今でも愛聴盤なのは、ブルージーで熱唱系のヴォーカルによるところが大きいです。

 

①バンドのロゴマークにもなっていて、このバンドの代表曲のゴルゴン。ミドルテンポのドラマティックな曲。

②ブルージーなロックベースの曲に変拍子で味付け。ホールズワースのギターソロ部分だけ雰囲気が変わります。

③控えめのバンド演奏で割と歌で聴かせるタイプの曲。

④3分半に詰め込めるだけ詰め込んだ、ドラマティックで展開の多い曲。

⑤アルバムの中では、割とストレートなハードロック。

⑥キーボードと歌のみの聴かせる曲。この曲だけヴォーカルが違います。クレジットを見る限りベースの方がキーボードを弾いて歌っている模様。多彩なプレイヤーなんですね。

⑦ひねりの効いたブルージーなロック。

⑧最後はホールズワースが弾いている冒頭のバイオリンがいい味出してる曲。おれも多彩なプレイヤーなんだぜ、っぷりをしっかりアピールしてます。

 

このバンド、ヒット曲がないんですよね。一曲でもヒット曲があれば現在の知名度も大分違ったと思います。この後、バンドはヴォーカル、ギターが抜けオリジナルラインナップは崩壊。ヴォーカル兼ギターのメンバーを補充しもう一枚アルバムを出しますがその後解散となります。70年代は有名なロックバンドはたくさんいますし、ギターやってた人か、プログレ好きの人しか、テンペストにはなかなか行きつかないと思います。ギター弾きやロック好きで未聴の方はもちろん、ブルージーなヴォーカルが好みの方も以外とハマるアルバムかもしれません。

それではまた!

 

念のため、

かなでるプランは、不動産会社です笑

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かなでる名盤⑦ ~パワー・ステーション~

私的な名盤を所蔵CDアルバムより定期的にご紹介する「かなでる名盤」のコーナー

息抜きがてら、当社ブログでゆっくりしていってください。

今回取り上げるアルバムは

パワー・ステーション『パワー・ステーション』です。(85年発表)

収録曲

①サム・ライク・イット・ホット

②マーダレス

③ロンリー・トゥナイト

④コミュニケーション

⑤ゲット・イット・オン

⑥ゴー・トゥ・ゼロ

⑦ハーヴェスト・フォー・ザ・ワールド

⑧スティル・イン・ユア・ハート

 

私が中学生だったころ、実家のテレビはすでにケーブルテレビを引き込んでおり、MTVやスペースシャワーTV等の音楽系のチャンネルも視聴できる環境にありました。本作①のミュージックビデオもその頃に80年代特集的な番組で初体験したものです。冒頭のアニメーション(ジャケットのオネエチャンがドラムの音にあわせて足を踏み鳴らして踊るやつ)が強烈に印象に残っており、自分の記憶の中では、終始ほとんどアニメーションのミュージックビデオの記憶だったのですが、改めてYouTubeでミュージックビデオをみると、バンドが演奏するシーンが結構多かったんですね。

そして、このバンド(プロジェクト)のメンバーに、ロバート・パーマーがいるとか、デュラン・デュランのメンバーがいるとか知って、CDアルバムを買うことになるのはずっと後のことになります。

音の方は、英米合作の80年代おいしいとこどりサウンドです。ファンクロックとハードロック感が強めのシンセありブラスありのサウンド。デュラン・デュランでは控えめなギターのアンディー・テイラーががんばってます。ずしんと重いドラムサウンドも特徴的。そこにロバート・パーマーの渋めの歌声が乗ってきます。

①冒頭のドラムのリズムだけでノックアウトです!このプロジェクトの代名詞的曲。シングルカットもされました。

②このアルバムの中では割とストレートなロック

③シンセベースとシンセのシーケンスっぽいフレーズがいい味出してる大人の雰囲気の曲。

④ファンクロックの曲。シングルカットされました。

⑤冒頭の掴みもOKな、ハードロック仕様のTレックスのカバー曲。原曲もヒットしましたが、このバージョンのかっこ良さは原曲を超えます!シングルカットもされました。

⑥ファンクロックでブラスアレンジが◎

⑦アイズレーブラザーズのカバー曲。原曲はアコースティックギターをフューチャーでソウル感もありますが、このバージョンはハードロック仕様。歌のメロディーラインは忠実です。

⑧ ⑦で盛り上がって最後は盛り上がらないこの曲で終わります笑 次の作品へと続く、的な終わらせ方にしようとしたのかどうかわかりませんが、この後プロジェクトはロバート・パーマーが抜けてオリジナルラインナップはあえなく崩壊。サックスソロが悲しく響きます。

他の曲はホットなナンバーばかりです。

徐々に暑くなってくる季節に、こんなアルバムを聴いてみてはいかがでしょうか。

それではまた!

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かなでる名盤⑥ ~孤独な影~

私的な名盤を所蔵CDアルバムより定期的にご紹介する「かなでる名盤」のコーナー

息抜きがてら、当社ブログでゆっくりしていってください。

今回取り上げるアルバムは

ジャパン『孤独な影』です。(80年発表)

収録曲

①孤独な影

②スウィング

③バーニング・ブリッジズ

④マイ・ニュー・キャリアー

⑤メソッズ・オブ・ダンス

⑥エイント・ザット・ペキュリアー

⑦ナイトポーター

⑧テイキング・アイランズ・イン・アフリカ

 

ジャパンですが英国のバンドです。これも大学時代に手に入れたCDアルバムで、依頼、今に至るまで愛聴盤です。実は、現在の所有の上記ジャケットはオリジナルのジャケットではありません。

出典:Japan Gentlemen Take Polaroids

これがオリジナルのジャケットです。顔の角度が少し違う。

最初に手に入れたCDアルバムは上記曲順ではなく、本作先行シングル①のB面曲2曲(2曲ともインスト)が、なぜか③④の間に1曲と⑦⑧の間に1曲挟み込んだ形で収録されている「問題作」でした。この2曲を飛ばすために一体何度リモコンの先送りボタンを押したことか笑 現在の所有盤は本編のあとにインスト2曲がボーナストラックで収録されていますので、そのストレスから解放されました。

音の方ですが、ロキシー・ミュージックやデヴィッド・ボウイの影響下にある、独特な雰囲気のある欧州趣味のニューウェイブです。そしてこのバンド、メンバーが個性強すぎです。動き回るミック・カーンのベースライン(フレットレスベース使用)、音数の多いドラム、怪しげな音色のシンセ、そこに妖艶なデヴィッド・シルヴィアンの歌声が乗っかってきます。ギターだけは影が薄いです(その後脱退する)。アルバムA面1曲目①B面1曲目⑤を聴くとバンドとしての特徴がよくわかるかなと思います。ミック・カーンはサックスやオーボエなどの飛び道具も扱えて②などではサックスが効果的に使われてます。③はほぼインストでデヴィッド・ボウイがベルリンで録音した『ロウ』『ヒーローズ』の世界観。④前半サックスソロ、後半のバイオリンソロが印象的でいい味出してます。⑥はマーヴィン・ゲイのカバー曲ですが原曲のオールデイズ感は皆無で、完全に自分たちのものにしてしまっています。⑦バックの演奏がピアノ、シンセ、管弦楽器の欧州趣味の曲。⑧最後は明るめのシンセサウンドの曲で締めます。この曲、デヴィッド・シルヴィアンと坂本龍一との初コラボです!この2人のコラボはこれ以降も続いていきます。→過去ブログ「かなでる名盤① ~禁じられた色彩~」参照

まったりとしたい夜にはジャズもいいですけど、趣きの異なる本作もいかがでしょうか。

それではまた!

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かなでる名盤⑤ ~チューダー・ロッジ~

私的な名盤を所蔵CDアルバムより定期的にご紹介する「かなでる名盤」のコーナー

息抜きがてら、当社ブログでゆっくりしていってください。

今回取り上げるアルバムは

チューダー・ロッジ『チューダー・ロッジ』です。(71年発表)

収録曲

①イット・オール・カムズ・バック・トゥ・ミー

②ウッド・ユー・ビリーヴ?

③リコレクション

④トゥー・ステップ・バック

⑤ヘルプ・ミー・ファインド・マイセルフ

⑥ノーバディーズ・リスニング

⑦ウィロウ・トゥリー

⑧フォレスト

⑨アイ・シー・ア・マン

⑩ザ・レイディーズ・チェンジング・ホーム

⑪モデリン

⑫キュー・ガーデンズ

 

先日、高校時代の友人のフルート奏者のリサイタルに行って来たのですが、古今東西の英国音楽をフルートで演奏するというマニアックな試みをしていて(演奏の方はさすがプロ、実に素晴らしかった!)それに触発され、今回わたしも得意のマニアックな英国ロックからチョイスしてみました笑

英国ロックの中でも、すごいジャケットのアルバムがあるらしいとのことで、一体どんなものかと、大学時代に日本盤紙ジャケCDが復刻されたタイミングで一度買い逃してしまい、その後ドイツ盤紙ジャケCDを偶然CDショップで見つけて即購入したアルバム。いわゆるジャケ買いしたアルバムです。

そのジャケットとは、なんと、6面開きの変形ジャケット!復刻されたCDサイズでもアートの世界です!

ちなみに発表当時のレコード盤は今ではとんでもないプレミアがついているとか…

肝心の音の方ですが、英国の田園風景が目に浮かぶようなフォークサウンドがベースで、要所要所に管弦楽器のアレンジが効いてます。この時代のフォークロックの中でも透明感のある澄んだサウンドが特徴で、個人的には、冬の寒い朝に聞きたくなるアルバム。今シーズン最強寒波が続く今年は特にお世話になってます笑

男性2人、女性1人の3人組の混声グループで、女性はアメリカ人ということもあるのか、歌声もクセのないサラッとした感じです。同時期の英国人女性フォークシンガーのような野暮ったい感がありません(失礼!)コーラスやアコースティックギター、その他楽器の音の分離度も高いです。レコーディングの環境が良かったのかなぁ。

ときおり聞こえるフルートがいい味出してます。③⑥⑧⑨等フルートソロは息遣いまで含めてが音楽です!A面①~⑥は統一感のある仕上がり⑦からB面でバラエティーに富んだ曲が並びます⑦は憂いを帯びた雰囲気⑩は本作唯一ロックのノリで⑪はギターのインストで、ホルストの木星(ジュピター)っぽい感じメロディーも出てきます⑫最後は爽やかなカバー曲で締めます。

チューダー・ロッジ自体、有名ではありませんし、英国ロック好きの方でも知る人ぞ知るって感じですが、マニアックな音楽をやっているわけではなく、内容は非常に聴きやすいと思います。

外見(ジャケ)も中身(音楽)も素晴らしいので、機会があればぜひご賞味下さいませ。

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嘉穂郡桂川町T様邸リフォーム ビフォーアフター

先日、当社で仲介し、中古戸建の購入+リフォームでご希望されていた、嘉穂郡桂川町T様邸のリフォームが完了しました。

T様のご了承を得て、リフォームした一部のビフォーアフターをご紹介いたします。

中古戸建を購入されてリフォームをお考えのお客様、参考にされてみてはいかがでしょうか?

 

リビング、キッチン

洋室と和室の間仕切りを4枚戸襖から4枚引込戸に変更。こうすることで戸を開けたときの開口部が広くなります。

キッチンは壁付けのI型キッチンから対面のL型キッチンに変更。以前よりも開放的なリビングになりました。

窓は内窓を付け断熱性を高めました。

 

洗面所、お風呂

洗面所の棚は撤去してすっきりした印象に。お風呂は既存浴室を解体し、戸は引戸に変更、浴室乾燥暖房機付きのユニットバスになりました。

 

洋室、納戸

洋室の壁は木目調の化粧ベニヤから白のクロス仕上げに、納戸部分は状態が悪かったので、壁・床を一度解体し、造作棚を新設しウォークインクローゼットになりました。全体的に明るい雰囲気になったと思います。

階段

階段の状態が悪かったので、一度解体し、現代風に造り替えました。明るい雰囲気になったと思います。

 

参考になりましたでしょうか?

 

かなでるプランは中古戸建の購入だけではなく中古戸建の購入+リフォームの対応も可能です!

建築士と連携して最適なリフォームをご提案いたします!お気軽にご相談くださいませ!

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飯塚市H様邸リフォーム ビフォーアフター

先日、当社で仲介し、ペットのために家を購入された、飯塚市H様邸のリフォームが完了しました。

ペットがいるから賃貸ではなかなか見つからない…ペットのために家を買いたい!そんなご相談増えてます。

ペットのために家を買う。

素敵です!

(素゚∀゚敵)♪

ぜひご協力させて下さい!

H様のご了承を得て、リフォームした一部のビフォーアフターをご紹介いたします。

 

和室

2間続きの和室の1部屋をフローリングにしてペット部屋にして欲しいとのご要望でした。フローリングの色はお任せで、とのことでしたので、和室になじむ色味のものをチョイスしました。

急遽、リビングのクロスのよごれが気になるので貼替をしてほしいとのご要望がありましたが、なんとか年末までに間に合わせることができ、ほっとしました。

 

引越しも無事に終わったとの連絡があり、リフォームの請求書をお持ちしたところ、H様はペットたちのケージのレイアウト中でした。犬ちゃん、猫ちゃんはもちろんいるのですが、珍しい🐍ちゃん等爬虫類もいるとのこと。

 

来年は🐍年です。ご利益があるかもしれないので🐍ちゃんの写真を数枚撮らせて欲しいとお願いしたところ、快く撮影に応じて下さいました。

 

めっちゃ本格的じゃないですか!1匹1匹解説していただいたのですが、すみません、私の想像していた以上の状況で話が全く入ってきません笑

最後はご利益がありそうな、可愛い白🐍ちゃんの写真で締めましょう。

新しい年が皆様にとって幸多きものとなりますように。

良いお年をお迎え下さいませ。

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なまずた「やりなげ大会2024」に協賛します!

今年もこの時期がやって来ました!

 

ローカルイベント、飯塚・なまずた「やりなげ大会2024」。

今年も当社は協賛させて頂くことになりました。

会場は当社から北に600mほどの位置にある200号バイパスの下です。

 

そして、景品にご注目。

なんと、やりの飛距離1mにつき新米100gがもらえるんです!

お米の価格が高騰する中、うれしいですよね!

 

毎年、我が家も家族で参加するのですが、中でも、学生時代陸上部の妻が一番張り切っております笑

皆様もお誘い合わせの上、参加されてみてはいかがでしょうか。

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かなでる名盤④ ~ハートに火をつけて~

私的な名盤を所蔵CDアルバムより定期的にご紹介する「かなでる名盤」のコーナー

物件を探していたら、不動産会社を探していたら、偶然このページにたどり着いてしまった?そこのあなた!(偵察中の同業者の方も)

息抜きがてら、当社ブログでゆっくりしていってください。

80年代が続いたので60年代いってみましょう。

今回取り上げるアルバムは

ドアーズ『ハートに火をつけて』です。(67年発表)

収録曲

①ブレーク・オン・スルー

②ソウル・キッチン

③水晶の舟

④20世紀の狐

⑤アラバマ・ソング

⑥ハートに火をつけて

⑦バック・ドア・マン

⑧君を見つめて

⑨エンド・オブ・ザ・ナイト

⑩チャンスはつかめ

⑪ジ・エンド

 

大学時代にデヴィッド・ボウイにハマってた時期に手に入れたアルバム。それまで、ドアーズといえば、⑥を聴いたことがある程度でした。しかし、デヴィッド・ボウイのアルバム『スケアリー・モンスターズ』のCDのボーナストラックに本作収録⑤のカバーが収録されており、原曲が聴いてみたいということで購入。私にとってデヴィッド・ボウイのカバー曲から原曲を知り、それがきっかけでそのアーティストを聴くようになったケースは結構あるんですよね。

 

解説

『ハートに火をつけて』なんて、ロマンティックな邦題ですが(原題はシンプルに『ザ・ドアーズ』)内容は非常に重厚感のあるロックアルバムです。ボーカルのジム・モリソンの歌唱スタイルは、歌い上げるというより、詩を吐き出すという感じで、歌手というより詩人といった方がいいのかもしれません。そのモリソンを、堅実な3人のメンバー(オルガン、ギター、ドラム)が支えるという構図です。しかし、ただのバックバンドではなく、ちゃんと「個性を出しながら」支えているのがポイント。

初っぱなの①からイントロのドラム→オルガン→ギター→ボーカルと音が乗っかっていく冒頭の10数秒で彼らの世界観にグイグイと引き込まれます。③美しいバラード曲。④は原題は20th Century Fox。曲名からは有名な映画会社のロゴとファンファーレしか思い浮かびませんが、本作とは関係ありません。⑤ブレヒトのオペラ曲でミュージカル風味。やっぱり原曲のサラッとした感じがいいかな。ボウイバージョンは少々クセが強い笑 ⑥は特徴的なオルガンで始まる彼らの代表曲。当時シングルカットもされて、かなり売れたようです。ここまでがアナログレコード時代はA面。

ここからB面で徐々に盛り上がっていき最後の⑪のクライマックスへと向かいます。⑦ブルースの曲。対訳を見ると「バック・ドア・マン」って「ずるい男」っていう意味らしいです。知りませんでした。洋楽は聴きますが、英語にはかなり疎いです。笑 そしてラストの⑪は映画『地獄の黙示録』にも使われている問題作。圧巻の11分超です。何とも言えない陶酔感に浸れます。

次作の『まぼろしの世界』も本作と甲乙つけがたい出来のアルバムなので機会があればぜひ取り上げたいと思います。

それではまた!