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かなでる名盤⑩ ~ヒーローズ~

今月から長女と次女がピアノを習い始めました。私の誕生日は10月なのですが、なんと、誕生日のサプライズでハッピーバースデーをピアノで弾きながら歌ってお祝いしてくれました!音符を読むのはまだ勉強中みたいで「ドドレドファミ」とカタカナで書いた楽譜を見ながらのおぼつかない演奏がまた可愛らしく、ちょっと感動してしまいました。これから楽器の演奏を通して、あなたたちには、いろんな人や、いろんな音楽との出会いが待ってるよ!

 

ということで、聴くか聴かないかはあなた次第、かなでる名盤も10回目となりました笑

祝10回記念は、大好きなデヴィッド・ボウイでいきましょう!

 

デヴィッド・ボウイ『ヒーローズ』(77年発表)です。

収録曲

A面

①美女と野獣

②ライオンのジョー

③ヒーローズ

④沈黙の時代の子供たち

⑤ブラックアウト

B面

⑥V-2 シュナイダー

⑦疑惑

⑧モス・ガーデン

⑨ノイケルン

⑩アラビアの神秘

 

冒頭の話のあとで何ですが、すみません、このアルバム、ピアノはフィーチャーされておりません笑

 

本作と前作の『ロウ』と合わせてベルリン2部作と呼ばれたりします。次作の『ロジャー』もいれてベルリン3部作と呼ばれることもあります。前作同様元ロキシーミュージックのブライアン・イーノと組んで、ボウイなりのパンク・ニューウェーブへの回答といった内容のアルバム。元キングクリムゾンのギタリストのロバート・フリップが参加して、いい仕事してます!(フリップは80年発表の『スケアリー・モンスターズ』にも参加。大学時代頑張ってギターコピーしたなぁ~)。A面(ロックな曲中心)とB面(インスト曲中心)で雰囲気が違うのもこのアルバムの特徴。

 

①タイトルからディズニー映画のような美しい曲を想像するかもしれませんが、イーノのシンセとフィリップのギターがうねりまくる刺激的な曲。

②もう一人のギターのカルロス・アロマーのかっこいいギターリフをベースにした曲。いわゆるパンク的なリフとは次元が違います。後半のギターソロはフリップかな?

③超有名曲。シンプルなロックなノリの曲なのですが、そこにイーノの音響系のシンセ、フリップのエフェクトのかかったギターが乗っかったらこのカッコよさ!なんともいえない浮遊感のあるサウンドで心地良い気分にさせてくれます。

④サックスとボウイのコーラスが印象的なドラマティックな曲。

⑤質感は①に近くロックな曲にシンセ(ギター?まあどっちでもいいか笑)で味付け。ここまでがロックなA面。

⑥いわゆるテクノ感はないですが、ドイツのテクノバンドのクラフトワークをリスペクトした曲?らしいです。よく聴いてみると、サックスの音に隠れていますが、リズム隊は反復フレーズを繰り返し、これは人力でのテクノの試みでしょうか。

⑦~⑨はインスト曲。⑦はヨーロピアンデカダンな雰囲気⑧琴とシンセの競演⑨サックスとシンセの競演で、最後はサックスだけが虚空に鳴り響きます。

⑩B面はインストばかりですが、最後は歌入りの曲を持って来てアルバム全体のバランスをとってるのはさすがです!

 

ちなみに、みなさまパソコンのOSは何を使ってらっしゃいますか?

歴代、ウィンドウズを使っている方も多いと思いますが、ウィンドウズ95の起動音を作曲したのは、ブライアン・イーノです!

そして、ウィンドウズvistaの起動音を作曲したのは、ロバート・フリップです!

 

そんな2人を従えてるボウイ、あんたやっぱりすごいよ笑

 

ということで、少しでも興味をもっていただだけたら幸いです。

それではまた!