かなでる名盤⑧ ~テンペスト~
先日、家族で北九州市の黒崎にある「子どもの館」に行ってきました。こちらは、室内で親子で遊んだりくつろいだりできる施設になります。雨が多くなるこれからの季節、北九州方面で室内で遊べる施設をお探しの方、こちらの施設を検討されてみてはいかがでしょうか。
私は、北九州市出身で、黒崎は高校に通学するための電車、バスの中継地でした。「子どもの館」での子供の世話をしばらく妻にまかせ、久しぶりに黒崎商店街を散策してみました。今はもうなくなってしまいましたが、私が高校時代(約30年前!)この商店街に洋楽メインのマニアックなCDレンタルショップがありました。高校3年間、毎日のようにギター担いで学校行って、このショップでCD借りて帰ってたな~。だから、こんな音楽好きの大人になってしまったんだな~笑 ただ、ショップの名前ど忘れました。どなたか、覚えている方がいらっしゃったら教えてください!
今回取り上げるアルバムは
テンペスト『テンペスト』(73年発表)です。
収録曲
①ゴルゴン
②フォイヤーズ・オブ・ファン
③ダーク・ハウス
④ブラザーズ
⑤アップ・アンド・オン
⑥グレイ・アンド・ブラック
⑦ストレンジハー
⑧アポン・トゥモロウ
ロック全盛の70年代、少し風変わりなロックをプログレッシブロック(プログレ)と呼んでいた時代がありました。テンペストもその括りで語られることが多い英国のバンドです。ドラムのジョン・ハイズマン、ギターのアラン・ホールズワースが、今までやってきたジャズロックのノウハウ、理論を持ち込み、畑違いの?ハードロックをガチでやった作品。結果、少し風変わりなハードロックとなりました笑
ドラマティックで展開の多い曲が多いです。もともとは、ギターがアラン・ホールズワースってことでそれ目当てで聴いていました。ホールズワースのギターは、当時のロックギターでは最先端の音使いで、最速の速弾きだったのでないかと思います。当然、私のギターの腕では力不足で弾けませんが。
ただ、今でも愛聴盤なのは、ブルージーで熱唱系のヴォーカルによるところが大きいです。
①バンドのロゴマークにもなっていて、このバンドの代表曲のゴルゴン。ミドルテンポのドラマティックな曲。
②ブルージーなロックベースの曲に変拍子で味付け。ホールズワースのギターソロ部分だけ雰囲気が変わります。
③控えめのバンド演奏で割と歌で聴かせるタイプの曲。
④3分半に詰め込めるだけ詰め込んだ、ドラマティックで展開の多い曲。
⑤アルバムの中では、割とストレートなハードロック。
⑥キーボードと歌のみの聴かせる曲。この曲だけヴォーカルが違います。クレジットを見る限りベースの方がキーボードを弾いて歌っている模様。多彩なプレイヤーなんですね。
⑦ひねりの効いたブルージーなロック。
⑧最後はホールズワースが弾いている冒頭のバイオリンがいい味出してる曲。おれも多彩なプレイヤーなんだぜ、っぷりをしっかりアピールしてます。
このバンド、ヒット曲がないんですよね。一曲でもヒット曲があれば現在の知名度も大分違ったと思います。この後、バンドはヴォーカル、ギターが抜けオリジナルラインナップは崩壊。ヴォーカル兼ギターのメンバーを補充しもう一枚アルバムを出しますがその後解散となります。70年代は有名なロックバンドはたくさんいますし、ギターやってた人か、プログレ好きの人しか、テンペストにはなかなか行きつかないと思います。ギター弾きやロック好きで未聴の方はもちろん、ブルージーなヴォーカルが好みの方も以外とハマるアルバムかもしれません。
それではまた!
念のため、
かなでるプランは、不動産会社です笑