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かなでる名盤③ ~ラブ・トリップ~

私的な名盤を所蔵CDアルバムより定期的にご紹介する「かなでる名盤」のコーナー

物件を探していたら、不動産会社を探していたら、偶然このページにたどり着いてしまった?そこのあなた!(偵察中の同業者の方も)

息抜きがてら、当社ブログでゆっくりしていってください。

今回取り上げるアルバムは

間宮貴子『ラブ・トリップ』です。(82年発表)

収録曲

①LOVE TRIP

②チャイニーズ・レストラン

③真夜中のジョーク

④哀しみは夜の向こう

⑤ALL OR NOTHING

⑥渚でダンス

⑦ ONE MORE NIGHT

⑧モーニング・フライト

⑨たそがれは銀箔の…

⑩WHAT A BROKEN HEART CAN DO

 

YouTubeで何となく良い雰囲気で、ずっと気になって4~5年前に手に入れたアルバム。YouTube観てると、たまにこういういい出会いがあるんですよね。

CD帯の参加ミュージシャンリストの中にナルチョ(鳴瀬 喜博)の名前を発見!この方、フュージョンバンドのカシオペアのベースなのですが、私がギター弾きはじめたころ最初に使ったギターの教則本(通信講座)がカシオペアのギターの野呂一生のものだったのでちょっと懐かしい気分に。

 

解説

無名のシンガーに、一流のプロデューサー、アレンジャー、ソングライターをつけて山下達郎人脈などの凄腕ミュージシャンに演奏させて歌わせたら、とんでもなく良いものが出来上がってしまったというアルバム。当時は全くヒットしませんでしたが、最近はシティポップの隠れ名盤として再評価されているようです。そしてシンガーの間宮貴子は、この一枚のアルバムを残して音楽業界から消えてしまったため、誰もその後のことは知らないし、何の情報もないという…実にミステリアス。

音の方ですが、アルバムジャケット通りかなと思います。大人の女性が歌う80年代シティポップの王道ですね。解説なのに手を抜きすぎですか?笑

各曲で作詞、作曲、アレンジャーが違うのに全体的に統一感があり、要所要所にコーラス、ホーンセクション、キーボードを配置して各楽器も目立ちすぎず埋もれ過ぎず凄腕ミュージシャンが揃っているのに抑制がきいているのはさすがだなと。そこに、いい意味で癖のないサラッとした歌声が乗ってきて、アルバム全体を通して心地よい気分にさせてくれます。ナルチョのベースのチョッパー(奏法)だけは、ご機嫌に動きまくってますが、いいアクセントになっていると思います。

最近シングルレコードで①③のカップリングで出ているようですが、当時もシングルカットされているかどうかは不明です。私も両曲ともシティポップの名曲だと思います。ちなみに⑩は①の英語バージョン。

私的には⑥も印象に残ってサビの歌い回しとかグッドだと思います。

このアルバム、ドライビングミュージックとしてもいいと思います。夜の福岡都市高速、北九州都市高速あたりのお供にいかがですか?(工事完了後の八木山バイパスでもいいですよ!)

テンションが上がってくれぐれも速度違反しませんように!

それではまた!