かなでる名盤⑱ ~ガズーズ!~
音楽好きの当社代表が、不動産と同じ熱量を持って音楽を語るブログ「かなでる名盤」。
所有CDアルバムから定期的にご紹介させていただいております。
息抜きがてら、当社ブログでゆっくりしていってください。
小学生の長女が吹奏楽(ブラスバンド)を習いたいと言い始め(そう仕向けたのはわたしですが…)、わたしが昔吹いていたフルートを使ってくれたら嬉しいなと思いつつ、いろいろと楽器を触れてみて最終的に選んできた楽器が、
まさかの「木琴・鉄琴」!笑
いろいろな楽器をやってみることはいいことだと思いますよ。木琴・鉄琴の楽しさに目覚めた娘の姿を見て、ロック好きの親父として真っ先に頭に浮かんだアルバムがありました。
ゴング『Gazeuse!(ガズーズ!)』(76年発表)です。

ロックで木琴や鉄琴?と思うかもしれませんが、このアルバム、全編にわたってマリンバやヴィブラフォンが舞い踊る打楽器アンサンブルの名盤なんです。
ギター好きの間では、アラン・ホールズワースの凄まじいウネウネハイテクギターが聴けるアルバムとしても有名ですが、実はこの作品の本当の主役はバックを固める打楽器隊です!
収録曲
①エクスプレッソ
②ナイト・イリュージョン
③パーコレイションズ
④シャドウズ・オブ
⑤エスニューリア
⑥ミレイユ
アルバム全曲インスト曲になります。
①アルバムの幕開けを飾るナンバー。ホールズワースの流れるようなハイテクギターソロに木琴や鉄琴も負けじと透き通るようなハイテクプレイを連発しつつ、それが奇跡的なバランスで融合しています。木琴や鉄琴の「ポコポコ・カンカン」した音が、こんなにもスリリングでカッコいいロックになるのかと衝撃を受ける1曲です。
②④は、ホールズワースの自作曲で、相変わらずのハイテクギターですが、④ではフルートソロとアコースティックギターがいい味出してます。
③は打楽器隊の独壇場ですね!ドラムとパーカッション、そして木琴、鉄琴で構築されている曲です。マリンバのポコポコとした温かい音色と、金属的でクールなビブラフォン、グロッケンの響きが交錯し、まるで精密機械がグルーヴしているような凄みがあります。後半のドラムソロが少し長いのはご愛嬌ってことで笑
⑤スリリングに吹き荒れるサックスのメロディに、打楽器隊がぴったりとくっついてきます。このアルバムの中では一番、吹奏楽(ブラスバンド)的なアンサンブルかもしれません。
ラスト⑥は「打楽器抜き」でテンポを落とした、美しくもどこかミステリアスな楽曲でしめます。アコースティックギターとピアノがフィーチャーされており、楽器そのものが持つ「響きの美しさ」を堪能できる曲です。
実は密かに、「私がギターとフルートをやって、娘が木琴・鉄琴を叩いて、いつか『ガズーズ!』の曲を親子共演できたら最高だな……」なんて夢を抱きながら、娘と一緒にこのアルバムを聴いてみたんです。
で、「どう?カッコいいでしょ!?」と娘に感想を聞いてみたところ…
「……んー、なんかよくわからん」
と一言笑。
うん、まあ、そうなりますよね。
小学生にいきなり70年代ジャズ・ロックの複雑な変拍子とハイテクプレイは、ちょっと早すぎたかな。このアルバムのカッコよさがわかるまでには、もう少し時間が必要みたいです。いつかわかる日まで、親父は陰でコツコツとギターとフルートの練習に励もうと思います。
それまで、気長に娘の成長を見守るとしますか笑