かなでる名盤⑦ ~パワー・ステーション~
私的な名盤を所蔵CDアルバムより定期的にご紹介する「かなでる名盤」のコーナー
息抜きがてら、当社ブログでゆっくりしていってください。
今回取り上げるアルバムは
パワー・ステーション『パワー・ステーション』です。(85年発表)
収録曲
①サム・ライク・イット・ホット
②マーダレス
③ロンリー・トゥナイト
④コミュニケーション
⑤ゲット・イット・オン
⑥ゴー・トゥ・ゼロ
⑦ハーヴェスト・フォー・ザ・ワールド
⑧スティル・イン・ユア・ハート
私が中学生だったころ、実家のテレビはすでにケーブルテレビを引き込んでおり、MTVやスペースシャワーTV等の音楽系のチャンネルも視聴できる環境にありました。本作①のミュージックビデオもその頃に80年代特集的な番組で初体験したものです。冒頭のアニメーション(ジャケットのオネエチャンがドラムの音にあわせて足を踏み鳴らして踊るやつ)が強烈に印象に残っており、自分の記憶の中では、終始ほとんどアニメーションのミュージックビデオの記憶だったのですが、改めてYouTubeでミュージックビデオをみると、バンドが演奏するシーンが結構多かったんですね。
そして、このバンド(プロジェクト)のメンバーに、ロバート・パーマーがいるとか、デュラン・デュランのメンバーがいるとか知って、CDアルバムを買うことになるのはずっと後のことになります。
音の方は、英米合作の80年代おいしいとこどりサウンドです。ファンクロックとハードロック感が強めのシンセありブラスありのサウンド。デュラン・デュランでは控えめなギターのアンディー・テイラーががんばってます。ずしんと重いドラムサウンドも特徴的。そこにロバート・パーマーの渋めの歌声が乗ってきます。
①冒頭のドラムのリズムだけでノックアウトです!このプロジェクトの代名詞的曲。シングルカットもされました。
②このアルバムの中では割とストレートなロック
③シンセベースとシンセのシーケンスっぽいフレーズがいい味出してる大人の雰囲気の曲。
④ファンクロックの曲。シングルカットされました。
⑤冒頭の掴みもOKな、ハードロック仕様のTレックスのカバー曲。原曲もヒットしましたが、このバージョンのかっこ良さは原曲を超えます!シングルカットもされました。
⑥ファンクロックでブラスアレンジが◎
⑦アイズレーブラザーズのカバー曲。原曲はアコースティックギターをフューチャーでソウル感もありますが、このバージョンはハードロック仕様。歌のメロディーラインは忠実です。
⑧ ⑦で盛り上がって最後は盛り上がらないこの曲で終わります笑 次の作品へと続く、的な終わらせ方にしようとしたのかどうかわかりませんが、この後プロジェクトはロバート・パーマーが抜けてオリジナルラインナップはあえなく崩壊。サックスソロが悲しく響きます。
徐々に暑くなってくる季節には、こんなホットなアルバムを聴いてみてはいかがでしょうか。
それではまた!